ワンポイントアドバイス
■ Ⅰ.肩こり
■ Ⅱ.首こり
□ Ⅱ-Ⅰ.枕
■ Ⅲ.腰痛
■ Ⅳ.猫背 血液には動脈血と静脈血があります。 筋肉は筋繊維が束になって筋肉を構成しています。
どうして痛みが起こってくるの?
動脈血は、肺で酸素を受け取り、酸素をたくさん含んでいる血液で、心臓のポンプ機能で私たちの全身の毛細血管までいきわたり、細胞に酸素や栄養を与えます。
そして静脈血は、細胞から二酸化炭素や老廃物などを受け取り、心臓に戻り、そのあと肺へ行って二酸化炭素と酸素を交換します。
私たちの身体は、エネルギーを使うと必ず燃えカスが出ます。
それは良く聞くと思いますが、乳酸とか疲労物質と呼ばれたり、老廃物と呼ばれるものです。
この老廃物を体外に運び出す大切な役目をしているのが静脈血なのです。
子供のころには、1日にたまった老廃物を1日でほとんど全部運ぶのですが、成長期が終わると(身長が伸びるのが終わると成長期は終わりです。)
身体は、老化に入っていきます。
老化の始まりは、血液の流れるスピードが少し遅くなり、老廃物を運んでいく量が少し減るということです。
このため、運びきれなかった老廃物は筋肉の中に少しずつ残っていき、これがたまって硬くなる・・・これがコリです!!
老化は、平均で25歳ぐらいから始まるのですが、この老廃物のたまったコリの部分は、15年も20年もかけて大きくなり、40歳ぐらいで筋肉の中の80%ぐらいまでたまってくると言われています。
そして100%以上たまってきたとき、あるいは冷えや衝撃で、硬く縮んだときに血管や神経を圧迫してくるので、痛みや不調が起こってきます。
この痛みや不調は、身体がお知らせをしてきている警告信号なのです!!
40歳前後でぎっくり腰や四十肩、軽くぼけなどが起こってくるのもこのせいです。
そうです!硬い筋肉が痛みや不調を引き起こす最大の原因の1つなのです!!
コリは、物言えぬ身体からの不調のサインなので、そのままほっておくと神経の働きが失調してきたり、血管が圧迫を受けて血栓が詰まってきたりして、身体が危機にさらされることになる可能性があります。
40歳ぐらいで悪くなるのはわかるけど、若い20代後半の人でもぎっくり腰を起こすのはなぜなのでしょう。
たとえば、子供のときからスポーツなどで激しい動きをして筋肉を使いすぎていると、エネルギーは使えば使うほど老廃物が出るので、いくら子供といえども全部運べなくて筋肉の中に残されてしまいます。
普通の人は成長期が終わる25歳ぐらいからがたまり始めですが、スポーツ少年は、スポーツのし始めがたまり始めなので、10年から15年たつといっぱいになってきて、20代の後半位でもぎっくり腰などの障害を起こしてきてしまうのです。自分で筋肉をもんでも大丈夫?
①筋肉はほぐれる方向があるので、間違えると筋繊維を痛める可能性がありますし、静脈には、逆流させないための弁があるのですが、へんに押してしまうと弁が壊れて静脈瘤ができてしまう可能性もあります。
②あまり強い力ですると筋繊維を痛めてしまって、かえって痛みが増す場合があります。
③よくお風呂の中でもむ人がいますが、お風呂では水圧がかかっているので、もともと血圧の高い人は、もんで圧をかけるともっと血圧が上がって命が危険になることもあります。血圧が普通の人もお風呂ではいつもより血圧が上がっているので要注意ですよ。
④硬い筋肉をほぐさないといけないのですが、わからないで柔らかい筋肉をほぐすと硬い筋肉がそのまま残ってしまい、前より痛くなる場合がありますし、その筋肉が脊椎骨に影響する場合は硬い方へ引っ張られて骨が曲がってしまうこともあります。ぎっくり腰ですね。
自分でするのは危険ですね!!